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MentorMe note

メンターに関する情報を発信中

メンターって何?なぜ必要なの?


この記事の目次
  • メンターって何?
  • なぜメンターが必要なの?
  • 具体的に何をするの?
  • 車輪は再発明しなくていい

他の記事

メンターって何!?

メンターはアドバイザー

「メンターを持ったら?」
「メンターを見つけた方が良い」
「メンターを探している」

起業をしたり、新事業を立ち上げようとすると「メンター」という言葉によく出会います。でも、メンターってどんな人なんでしょうか?

ケンブリッジ・ディクショナリーによると、「他の人にアドバイスや助言を与える、経験豊富で信頼できる人。特に、一定期間にわたり仕事や学校に関わるアドバイスをする人」をメンターと呼ぶそうです。(※1)

すごく簡単に言うと、「経験や知見を基に助言をくれる、アドバイザー」です。

なぜメンターが必要なのか?

85%の企業が、創業後5年以内に消える。

日本では年間3万社ほどの企業が創業されます。(※2)
みなさん、夢やビジョンを掲げ、熱意を持って挑戦します。

しかし、残念ながらその85%が5年以内に倒産したり、ビジネスを畳んだりして市場から消えます。

70%は同じ課題でつまずく。

彼らは、努力が足りなかったのでしょうか?
熱意が足りなかったのでしょうか?
本気じゃなかったのでしょうか?

挑戦している方にお会いすると、そんなことはないと感じます。
中小企業庁の調査によると、約70%の企業は「売上が十分たたなかった」という同じ理由で失敗しています。(※3)

メンターという1つのソリューション。

実はこの状況は、数字の違いこそあれ、世界中で起きています。
そう、新事業や新企業はほとんど失敗するんです。

そんな中、少しでも成功率を高めるために世界的に取り入れられているソリューションの1つが「メンター」です。
経験豊富な「社外メンター」や「社外アドバイザー」を持つことで、事業の成功率を高めます。

世界的アクセラレータプログラムでも導入されているメンター制度

実際、世界中の起業家や経営者がメンターを持っています。
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、孫正義にもメンターはいますし、500Startups・YCombinator・Google for Startupsなど、世界的なアクセラレータプログラムでもメンター制度が取り入れられています。(※4)

正しいアドバイスはない

そんな世界的なアクセラレータプログラム運営者の人たちが以前こんなことを話していました。

「メンターのアドバイスは絶対に正しいと思っている方が、結構いるんです。」

でも、それっておかしい。なぜならビジネスの世界で出会うのは「答えのない問い」ばかりだからです。同じことをしたって、人によって結果が変わります。

メンターはあくまでアドバイザーです。その人の経験や実体験を基にアドバイスをくれますが、最後に決めるのは自分です。メンターは自分の答えを創り出す「パートナー」と考えましょう。

では、いつも正しいとは限らないメンターがそんなに重要なのでしょうか?

成功率が3倍に

メンターを持つと、結果はどう変わるのか?

米Forbesによると、圧倒的な実績を残した起業家がメンターについた場合、そうでない場合に比べて、3倍の確率でメンティー(メンターしてもらった人)も著しい結果を残したそうです。(※5)

もちろん100%成功するわけではないですし、いつもアドバイスが正しいわけではないですが、成功率を上げるために有効な手立てではありそうです。

具体的に何をするの?

メンターに相談することの例

メンターへの相談方法に正解はありませんが、こんな使い方をされる方が多いです。

  • 悩みや課題についてアドバイスをもらう
  • ケースとしてメンターの実体験を教えてもらう
  • カベウチをさせてもらい、考えを磨く
  • 専門的な知識を教えてもらう
また、メンターはスポットのコンサルとは違い、中長期に渡り相談できるのも特徴です。信頼関係を築きやすいので、多くの起業家がプライベートな相談や、社内メンバーには相談できない事柄を相談されています。

例えば、起業して忙しくなり、プライベートのパートナーとうまくいかなくなってしまった。一見ビジネスに直接影響しなさそうですが、実際には起業家=経営者への影響は大きいです。

こういったことを定期的に相談できるメンターを持つことは、起業家はもちろん、スタートアップで働く人、企業で新規事業を立ち上げようと奮闘している人など、様々な「挑戦者」にとって有意義なはずです。



車輪は再発明しなくていい

Don't reinvent the wheel / 車輪の再発明

欧米では "Don't reinvent the wheel" という言葉があります。直訳すると、「車輪を再発明するな」となります。

他者が発明し、既に存在する「車輪」をわざわざ自分自身で再発明するのは愚かだという意味です。

ビジネスの世界でも似たことが多々起きていると思います。
先人が死に物狂いで乗り越えてきた経験を知り、知見を共有してもらい、バトンを受け取った上でさらに先に進むことは、個人として、企業として、そして人類の一員として、とても重要なことです。

挑戦する時には、メンターを是非探してみてください。
他の記事
【参照先一覧】
※1 ケンブリッジ・ディクショナリー:https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/mentor

※2 日経ビジネス:https://business.nikkei.com/atcl/report/15/280921/022200058/
※3 中小企業庁:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/tousan/index.htm
※4 500 Startups:https://500.co/
   Y Combinator:https://www.ycombinator.com/
   Google for Startups:https://startup.google.com/accelerator/
※5 Forbes:https://www.forbes.com/sites/kateharrison/2018/10/30/new-study-reveals-entrepreneurs-need-more-mentoring/?sh=75197c4d7819